あなたはそこにいて、いい
こちらのページに来てくださったこと、ありがとうございます。
そらいろ代表のさか兄です。
今あなたは、こぼれてしまいそうな、自分一人ではどうにもできない悩みを抱えていますよね。
どうにかしたいと思って、このページを開いたかと思われます。
とても、辛かったですよね。
私も、そういう瞬間が何度もありました。
私が人生で初めて、専門家に相談したことを今でも覚えています。
それまでは悩んだって、本を読んで解決策を探ったり、友達にぐちを聞いてもらったりで、なんとか気持ちを落ち着かせた気にさせて、寝て、次の日、作業のように仕事に向かう。それでなんとか食いつないでました。
初めて相談に行った日は、決心ではなく、逃げ出すような感覚で、相談機関へ向かったのを覚えています。
この苦悩を、自分自身を、あしらったり、バカにされない。
解決は二の次でいい。
こんな自分を受け入れてくれる場所が、一刻も早くほしい。
そんな気持ちがありました。
今、あなたはそういう状況なんですね。
相談してどうなったか?
「他人に相談することで本当に意味があるの?」
「相談することで、解決できるの?」
と感じてしまう気持ちもあるでしょう。
『どんな悩みであっても、相談する価値はあります、確実に』
と、私はお答えします。
悩みは、こうやってなくなる
ここでちょっと、小難しい、お賢いお話を。
カウンセリングの効果については、数々の研究をまとめて検証した話があります。
研究をまとめる研究は、学術的にも、とても信頼度が高いものです。
どんな悩みでも、解決することは、
ストレスの大元の原因である「認知(捉え方)」に大きく作用が働き、ストレス改善が見込め、さらに追加でストレスを感じにくくなるということもわかっています。
簡単にわかりやすく言い換えましょう。ストレス状態を、火が燃えている状態だとします。
燃えている材料をなくしたり、変化(鉄とか燃えにくいもの)に変えたら、火がなくなるし、また燃えない。
そういう状態を目指そうということです。
「わたしはどうして、その事を、ストレスの原因として、今ストレスに思っているのか?」
などと悩みの原因(=燃える材料)の捉え方を変えることが、ストレス対策になります。
さらに、人は脳で考えたことをはっきりと認識できません。
頭の中でごちそうを食べても、心は満足しませんよね。
でも、どんなごちそうを食べても、目の前にはもう無くなっているのに、満足はできますよね。
この違いは、「実態があるかないか」です。
だから、感情を口に出して言葉で実態化させることには大きな意味があります。
心理学で「カタルシス効果」といって、不安や不満、イライラや悲しみなどネガティブな感情を口に出すと苦痛が緩和され、安心感を得られる現象があることがわかっています。
つまり、悩みというのは、不安を話している時点で無くなっていっているものということです。
だから、心理士でもプロカウンセラーでもない、親しい家族や友達に悩みを相談したい気持ちになるのです。
参考文献
- ミック・クーパー.清水幹夫,末武康弘 監訳.エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究-クライアントにとって何が最も役に立つのか-